【研修】外部にて職長教育研修
先日、取引先様が主催された『 職長教育研修 』を二日間みっちり勉強してきました。
とはいえ、建築業界に携わらない人には「職長」というワードが
ピンと来ないと思うので、簡単に説明します。
建築現場は大きく分けて監督さんと職人さんという二つの業種があります。
〇監督・・・建物を建てたい依頼主や他業種と工程を調整したり、図面を
描いたりして職人に「こういう建物を建ててほしい」と指示を出します。
〇職人・・・それらをベースに工事しますが、図面通りにはいかない場合は
経験と知恵と技術を使って建物を作っていきます。
大きな現場になればなるほど、監督も職人も人数が増えます。そうなると意思疎通が取りづらく、効率も悪くなり、最悪の場合は事故にもつながりかねません。
そこで職人さん達をまとめるリーダーとして「職長」が必要となります。
(スポーツで例えると監督の指示をチームに伝えるキャプテン的存在です!)
職長の仕事は職人達に監督の指示を正確に伝え、安全に効率良く仕事をしても
らうこと。そして現場や職人達の状況を把握し、問題点があれば監督に伝え、直ちに改善していかねばなりません。
受講内容で得た大事なポイントを2つお知らせします。
①「伝える」と「伝わる」の違い。
「伝える」というのは発信した側の一方通行で相手が理解していない状態です。
それに対して「伝わる」は、発信を受けた側が理解し、その通りに実行できる状態です。自分の指示を他の人に実行してもらうとき、相手の目線に立って話をすることが
大切になります。
②雰囲気は伝染する。
明るい雰囲気でいれば自然と周囲もつられて明るくなり、活気が出ます。
逆に暗い雰囲気でいればそれが周囲のプレッシャーになってしまいます。
過剰に明るくする必要はありませんが、みんながリラックスして活発に仕事に
打ち込めるムードを作りあげることが、職長の大切な役割の一つです。
今年も残すところあと二ヶ月となりましたが、引き続き業務や業務外の内容も発信していきます(^^)
よろしくお願いします!!!
・・・事務員日記・・・
今回、若手社員の中から選抜した2名が受講させて頂きましたが
キーポイントの①、②は建築現場に限らず、どの企業でも家庭でも
人と人が関わる日常だからこそ、意識して取り入れられる重要な
要素だなと感じました。実りある研修をありがとうございました。